インプラント

歯科インプラントの「限定解除要件」の④に関する記載

医療広告ガイドライン第 5-1,2 に規定する広告可能事項の限定解除の具体的要件 「治療の主な副作用・リスク」について

インプラント治療の内容

インプラント治療は、外科手術が計2回行われます。
一次手術ではインプラントを埋め込みます。
二次手術は人工歯を接続させるアパッチメントの取り付けを行います。
一次手術と二次手術の間には、埋め込んだインプラントと骨の結合を確認するため、約3~6ヶ月間の治療期間があります。※期間は、口腔環境等によって異なります。
インプラントの治療期間は、手術内容によりますが数ヶ月~半年以上となります。

①カウンセリング→ ②初回検診→ ③精密検査→ ④治療計画→ ⑤一次手術→ ⑥二次手術→ ⑦メンテナンス

インプラント治療と他の治療との違い

歯の欠損時に「入れ歯」や「ブリッジ」は天然の歯を治療しているのに対して、「インプラント」は人工物を埋入する点が大きな違いです。
ブリッジは土台となる歯を全周削って小さくして、製作した義歯を上からかぶせる方法です。入れ歯は顎や舌の大きさにあったものを製作し、針金で止めたり口内に入れたりします。インプラントは歯を削る必要がなく、顎の骨に穴を開けて人工歯などを埋め込む外科手術を行う必要があります。

インプラント治療のメリット

インプラント治療は残っている歯への負担がなく、自分の歯(天然歯)に近い機能や審美性の回復が可能です。歯を歯根から固定できるため、天然の歯に近い噛み心地を得ることができます。また、外れてしまうようなリスクは低く、異物感なく人と話せるようにもなります。

インプラント治療のデメリット

インプラント治療は公的保険適用外のため注意が必要です。治療の際に行う外科手術を含めて、すべて実費となります。治療後は定期的なメンテナンスをする必要があり、治療期間は長めになります。

インプラント治療のリスク

インプラント治療では、多くは下顎のケースでインプラントを埋め込む箇所に神経が通っているため、神経を傷つけてしまうことがあります。また、個人差はありますが、術後の腫れや痛みをともなうこともあります。
また治療後に感染症リスクとして、骨を溶かしてしまう「インプラント歯周炎」という病気があります。これは歯周炎と同様の性質を持つため、進行が進むとインプラントを喪失する可能性もあります。自覚症状がある場合はすでに病気が進行しているケースが多いため、感染症予防のためにインプラント治療後も定期的なメンテナンスを受けることが大切です。